股関節唇損傷体験記 #1
股関節唇損傷の治療
2020年9月 ある日突然股関節が痛くなった。耐えられない痛みではなく、なんか最近気になるんだよな、くらい。
もともとは、踵が痛かったのが始まりの合図か?
6月の雨のせい?なんて、何の根拠もない、季節のせいにしていたくらいだ。
股関節唇損傷の治療
それから、3ヶ月後・・・
その瞬間がやってきた。
趣味のバスケットボールのゲーム中、方向転換をした時のこと。
ただ、左足を軸に向きを変えただけ、
ビリビリズキーンという痛みが、体の左側半分を下から上まで突き抜けた。
下から上なのか?上から下なのか?あまりに急な出来事に僕の動きは止まり、しばらくその場に立ち止まっていた。
その後、しばらくすると、不思議と痛みは引いていき、普通に歩いて帰れるくらいにまで回復。腫れたり、内出血なども特になく、見た目では何も変わらない。
だが、おそらくこの日からだろう、
踏んばったりする度にズキンという痛みが走るようになり、徐々に股関節の動きが悪くなっていったのだ。
日に日に、下半身が重くなっていく。
もともと太りやすい体質だしな。
でも、待てよ?こんなに走るの遅かったか?
亀にも勝てなそう、
足が進まない、おっ重い、、
病院に行こう!
病院に行くことに関しては、いつでも足は重いのだけれど、更に重い足で、病院へ向かうことに。
受診、レントゲン、透かし撮り、MRI ・・・
診断の結果、
股関節唇が傷んでいるでしょう・・・
とのこと
形あるものは、いつかは壊れる、
壊れるから愛おしい、
無くなるから、価値がある、
失って初めて気づくものもある、
諸行無常の響きあり
これが、僕と股関節唇損傷との初めての出会いである。
まさに、電気が走ったような出会い。
ビビビッ!!!!
股関節の状態
この頃、僕の股関節の状態はというと、アグラをかこうとすると痛く、膝が床につかない。寝た状態で膝を立てて内側に倒すのも痛く可動域が制限される感じ。
それ以外の普通の動作の時には、痛いというよりかは、とても重だるい感じ。
下半身だけ重りを着けているような?
ぬか床にどっぷりつかっているような?
きゅうりの気持ちがわかるような?
治療の方針
保存療法、
股関節唇を損傷していても痛みが無くなり普通の生活ができる人もいるらしく、まずは一ヶ月、週一回のリハビリ治療をすることに。
股関節唇損傷の治療はまずこれが基本みたいだ。
それと共に、薬ももらう。
今までの痛みとの交際歴はというと、
坐骨神経痛10年 ただここ5、6年は連絡をとっていない。
ヘルニア5年 坐骨神経痛との二重生活の後、ほぼ同時期に、気づけば音信不通に、、、
酷い捻挫 今となっては3ヶ月程の短いお付き合いだったな。
急性虫垂炎 突然やってきては、去るのもはやい。激しい恋でした。
親知らず20年 一昨年、上奥2本、下奥2本、合計4本、順番にお別れ。
特に下の2本との別れは、2週間程痛みを伴う、激しい激しい、別れだった。特に右下。
「涙の数だけ強くなれるよ」
懐かしいメロディが聞こえてくる。
そう、出会いの数だけ別れがあるんだ。
きっと、痛みの数だけ優しくなれるんだ。
病院からの帰り道、いつもの街が少しセピア色に染まって見えた。